30代前半ぐらいの頃、世にMBAブーム、ビジネス書ブームみたいなのがあって、わしもかなりの量の本を読んだ。
「本にかける金はケチらない」をポリシーにして、多読の乱読で気になった本は片っ端から読んだ。
そして、なんとw 読書ノートまで付けていたw
ここまで真面目なやつは世の中なかなかいないと思う。
めちゃくちゃ努力してきたのだ。
でもサラリーマンとしては完全に落伍した。
メンタル病んだから。
Drop out。
このノート、自分が感銘を受けたところを書き出してるだけあって、今読んでもなるほど、と思ったりするのだけれど、逆を言えば、ここまでやったことをすっかり忘れてるとか、全然身についてないみたいな話にもなるのかもしれない。
だからビジネスの勉強は無駄ですね、とはわしは思わない。
わしは落伍しましたが。
ありていに言って、きちんと本を読んでいない、あるいは日経新聞ぐらいはサラリと読めない程度のサラリーマンとは会話が成り立たないと感じていた。
物理学の勉強をしたことがない人に相対性理論の話をしても無理でしょう?
MBA役に立たないよ、とか言われていたが、結果は全く逆だったとわしは思っている。
というのも、米国で転職の頻度が随分下がってきているそうだ。
これは多くの業種で寡占、つまり大手3~4社が固定した結果らしい。
つまり、転職するより残った方が得、な状況が生まれつつあるし、生まれた結果なのだ。
圧倒的にイノベーティブな事業、例えばgoogle検索とかiphoneとかでなければ、ビジネスの理屈は意外と素朴で直感的に理解しやすい。
なので、高度資本主義(現代)におけるビジネスのやり方、特に大手企業のそれは、ほぼ勝利の方程式ができあがったと考えて良いと思う。
それを支えているのがMBAホルダーの経営者や、経営幹部だ。
日本企業はMBAを軽視し、あるいはMBAホルダーを社内で敵視する風潮があった。成果の評価でなくて、縦に横に人物評価をしているから、組織からなんとなくあの人エリート、と認められてないと、足を引っ張られるのだ。その逆が小泉進次郎と言うと分かりやすいか?
相変わらず人治でやってきたから、日本企業は冴えない。
SHARPは潰れそうになり、台湾からプロ経営者が来たらあっという間に立ち直った。
そういうことなんだけどね。
それでもわしは落伍した┌(┌^o^)┐めう