もう25年も前の本なんだ。
覚醒剤を礼賛し、使い方を間違えなければ(逮捕される危険性はあるけど)最高の薬だと言い、MDMAは覚せい剤のような負の作用(精神・心身の依存、幻覚・被害妄想等)はほぼ無いと言う。
ホンマかいな?
わしは中毒しやすい体質・気質なので、覚醒剤に手を出すのはやめておこう。
身体に火がつくほど酒を飲み、ケツから煙が出るほどタバコを吸った。
しかし、MDMAは愛のドラッグか。
強烈な多幸感と、共感性がすごい高まるんだって。
「この人が好き」とか「みんな仲間だ」みたいな。
そりゃセックスに向いてますわ(´Д`)めう
愛に薄いわしは一度試してみたい。
MDMAがっつり決めて、クラブで遊んでたら、それはさぞかし楽しいことでしょう。
この程度のドラッグで逮捕され、世間に頭を下げ、莫大な金を請求された沢尻エリカがかわいそうだ。
しかしこの本、初版が96年で、時代性か、元気や明るさが要求される社会に、薬を使って適応していこうがテーマなので、ほぼアッパー系の薬しか紹介されていないです。
アルコールですら、少量飲んでテンションあげようみたいな使い方が推奨されています。
マリファナについては全く記載なし。
現在の世界的なマリファナの非罰化の流れを見れば、ダウナー系の情報がもっとほしいところです。LSDとかも。
ぴえーる学園さんのコカインは、アッパー系だからわしはあんまり興味ないや。
まったり寝てたい(´Д`)めう
人格改造の手段の一つとして、自己催眠があったけど、これってほぼというか、まんまマインドフルネスちゃう?って気がした。
多分そうだろう。
とまれ、この本図書館で借りてきたんだけど、すぐに次の借り手が現れて、貸し出し延長不可になった(図書館のwebサイトで状況を確認できる)。
もう25年も前の本なのに、切実なニーズがあるのだなぁ、と感じましたよ。
内容を現代版にアップデートした本が読みたい。
特に向精神薬は新しい薬がいくつも出ているから、情報が知りたいものです。
向精神薬は、方向性としては副作用が少なく、効きめがマイルドになっている傾向があると思うのだけれど、コンサータみたいな強烈なのも出たし。
あとなんでプロザックが日本未承認なのか、また欧米での現在の事情も興味があります。
あと人生降りちゃってる身としては、マリファナについての記事、非罰化の運動、実現性などについての情報も欲しいところです。
なんなら活動に参加しても良い。ヒマだから。
ちなみにわし、著者の鶴見済さんとお会いしたことがあるのだけど、この本や前作「完全自殺マニュアル」、の作風・文体のような、切れたナイフみたいなお人柄ではなかったです。
もっとおだやかな方でしたよ。
25年の歳月なのか、一度少しお話しただけなので、心のありようまでは当然に推し量りようは無いのですが。
近著、「0円で生きる」も読みましたが、内容はかなり良識の範囲内でマイルドでした。
共生社会とそのコミュニティ、人と人のつながりを模索するみたいな。
まとめ
現代版にアップデートした「人格改造マニュアル」が世界一読みたい本です。
今世界で一番求められている本は、現代版にアップデートされた「人格改造マニュアル」なのです。
現代版にアップデートされた「人格改造マニュアル」を必要としていない社会落伍者はフェイク。
追記
この本読んでてやっと気づいたんだけど、BUCK-TICKの「スピード」って、覚醒剤の歌だよねw(S、スピードは、覚醒剤の隠語です)
BUCK-TICK - Speed (Tenshi no Revolver Tour 2007)
人差し指を頭に 突き立ててぶっ飛んでいるって。。。。
まんまやんけwwww