ゆたにゃんぶろぐ

慶應義塾大学経済学部卒のメンヘラニートの魔法少女

Cドライブの容量不足を簡単に解消!mklinkでDドライブにファイル移動して超スピードで空き容量確保

パソコンを使っていると、Cドライブの空き容量がどんどん減っていき、「容量が不足しています」と警告が出ることがあります。

特に、CドライブはWindowsやアプリのインストール先として使われるため、すぐにいっぱいになりがちです。

 

こうした場合に便利なのが、Windows標準のコマンド「mklink」を使って、データをDドライブなど別のドライブに移動し、シンボリックリンクを使って元の場所と同じように使えるようにする方法です。

 

この方法では、ファイルはDドライブにあるのに、見た目はCドライブにあるように見えるため、アプリやOSが正常に動作し続けます。
ただし、この方法を使用した結果発生したいかなるトラブルについても、私は一切責任を負えません。すべて自己責任で実行してください。

 


まずはWinDirStatでCドライブの容量を確認しよう

何を移動すればいいのか分からない場合は、まずWinDirStatという無料ソフトを使ってみましょう。

視覚的にどのフォルダやファイルが容量を多く使っているかを確認できます。

WinDirStatをインストールして起動し、「Cドライブ」を選んで解析すれば、どこが容量を圧迫しているかが一目瞭然です。

やり方はこちらから。

www.yutanyan.com

 

手順①:容量の大きなフォルダを確認し、移動先を決める

WinDirStatで表示された中から、ユーザーデータなど安全に移動できそうなフォルダを選びます。

例として、今回は「Pictures(画像フォルダ)」をDドライブに移動するとします。


手順②:フォルダをDドライブに移動する

対象のフォルダ(例:C:\Users\あなたのユーザー名\Picturesを右クリックして「切り取り」、Dドライブ内の任意の場所に「貼り付け」します。

例:D:\Moved\Pictures

 


手順③:元のフォルダを削除する

移動後、C:\Users\あなたのユーザー名\Pictures に元フォルダが空で残っていたら、削除してください。
※中身が残っている場合、削除するとファイルが失われます。中身が完全に移動されているか必ず確認しましょう。

 

 

 


手順④:「Windows + R」→ 管理者としてコマンドプロンプトを開く

  1. Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。

  2. cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enter を同時に押します。

  3. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出たら「はい」をクリック。

  4.  

手順⑤:mklinkコマンドを実行する

以下のコマンドを入力して実行します(ユーザー名やパスは実際の環境に合わせてください):

mklink /D "C:\Users\あなたのユーザー名\Pictures" "D:\Moved\Pictures"

成功すると、「シンボリックリンクが作成されました」と表示されます。

これで、エクスプローラーからは「Pictures」フォルダがCドライブにあるように見えますが、実際のデータはDドライブに置かれています。

 


仕組みと効果

mklinkで作成される「シンボリックリンク」は、仮想的な通り道のようなもの。

アプリやOSはあくまで「Cドライブにある」と認識したまま、実際の読み書きはDドライブで行われるようになります。

そのため、Cドライブの空き容量が確保され、動作もスムーズになります。

 


注意事項(超重要)

  • 初心者にはやや高度な操作です。十分にリスクを理解した上で行ってください。

  • Windowsのシステムフォルダ(Program Files、Windowsフォルダなど)には使わないでください。

  • リンク先(Dドライブ側)を誤って削除・移動すると、リンクが壊れます。

  • 重要なファイルは必ずバックアップを取っておくこと。

  •  

まとめ

Cドライブの容量不足に悩んでいる方にとって、「mklink」は非常に便利なテクニックです。

ただし、シンボリックリンクの仕組みを理解していないと、予期しないトラブルに繋がる可能性があります。

繰り返しになりますが、本記事の内容を実行する際は、すべて自己責任でお願いします。

安全に作業を進めるためにも、必ずバックアップを取ってから慎重に操作しましょう。