音楽制作をしていると、DAWの操作方法やプラグインの使い方、ちょっとしたトラブルの原因など、さまざまな「調べごと」が発生します。
Bitwig Studioを使っていると特に、日本語での情報が少なくて困った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
私自身もその一人でした。
しかし、最近になって私が特に頼りにしているのが「ChatGPT」です。このAIアシスタントを使うようになってから、Bitwigに関する疑問がかなりスムーズに解決できるようになりました。
なぜChatGPTが便利なのか?
最大の利点は、ChatGPTが海外の情報も含めて広範に知識を持っていることです。
Bitwigは日本国内のシェアがまだ低いということもあって、どうしても情報の中心が英語圏になります。
日本語で検索してもなかなかヒットしない内容でも、ChatGPTに尋ねると英語圏のフォーラムや海外ユーザーのノウハウをもとに、しっかりと解説してくれるのです。
しかも、質問は日本語でOK。返ってくる答えもすべて日本語なので、英語が苦手な方でも問題なく使えます。
実際にどう使っているか
例えば、「Bitwigでノートごとにランダムなパンを設定する方法が知りたい」と思ったとき。
普通の検索だと、MIDIエフェクトやモジュレーション機能のどれを使えばいいのか、自分でいろいろ試しながら情報を探す必要があります。
でも、ChatGPTなら「Bitwigで、各ノートにランダムなパンを適用する方法を教えて」と聞くだけで、具体的にどのモジュレーターを使えばいいか、どのようにルーティングすればいいかを詳しく教えてくれます。
時にはスクリーンショット代わりに、手順をステップバイステップで説明してくれるので非常にわかりやすいです。
間違うこともあるけれど…
もちろん、ChatGPTも万能ではありません。
時には古いバージョンのBitwigに基づいた説明をしてきたり、少し的外れな提案をしてくることもあります。
しかし、それでも「解決の方向性」は間違っていないことが多いのです。
例えば、「それはバージョン4ではできないけど、バージョン5以降なら可能です」といった情報も一緒に提供してくれたり、「この操作をするためには、まずここにあるモジュールを使う必要があります」といった、手がかりとなるヒントをくれることがよくあります。
結果として、自力で調べて試行錯誤するよりも、解決までの道のりが圧倒的に短縮されます。
Bitwigユーザーには特におすすめ
Bitwigは非常に柔軟で、自由度が高い分、逆に「何ができるのか」「どうやってやるのか」が分かりにくいこともあります。
マニュアルを読んでも理解が追いつかない、公式の情報だけでは足りない、そんな時にChatGPTは強力な味方になります。
私自身、ChatGPTを活用するようになってから、Bitwigの活用の幅が大きく広がりました。
Bitwigをもっと使いこなしたい人、他のDAWから乗り換えてきたばかりの人、マニュアルでは限界を感じている人。
そんな方にこそ、ChatGPTを一度試してみることを強くおすすめします。
疑問が生まれたその瞬間に、日本語で気軽に質問できる——それだけで制作のスピードも、楽しさも大きく変わってきますよ。