先日、楽天証券のハッキング事件を受け、念のために生体認証を設定しようと試みました。
しかし、その過程で少し不可解な現象に遭遇したので、共有したいと思います。
通常、楽天証券アプリではトップ画面で生体認証が求められます。
ところが今回は、生体認証を試みてもなぜか認証が受け付けられません。
トップ画面では確かに生体認証を求められているのですが、何度試しても進めない状況です。
そこで仕方なく、Android端末の「戻る」ボタンをタップしてみたところ、パスワードログインか生体認証ログインを選択できる画面に移行しました。
改めて生体認証を選択してみたものの、やはり受け付けてもらえません。
やむを得ずパスワードを入力してログインすると、今度はログイン直後に生体認証を求められ、ここでは問題なく認証が通りました。
どうやら、これは私の操作ミスではなく、アプリの仕様がそのようになっているようです。
しかし、最初の生体認証が無効化されていることに気づくまでに余計な手間がかかり、特にセキュリティに関わる部分だけに、不安を感じずにはいられませんでした。
このような不安定な仕様を目の当たりにすると、「こうしたシステムの不備が、ハッキングを許す一因になっているのではないか?」という疑念を抱かざるを得ません。
利用者としては、安心してサービスを利用できる環境を整えていただきたいものです。
追記
驚くべきことに、この生体認証はPCのログインには対応していないことが判明しました。
セキュリティ機能として導入されているにもかかわらず、肝心な場面で使えないとは、どこまでガバガバなのでしょうか?
こうした状況を考えると、アカウントを安全に保つためには、やはり基本的な対策を徹底することが大切です。
特に、メールアカウントに2段階認証を設定しておくと、不正アクセスのリスクを大幅に軽減できます。
万が一に備えて、今一度ご自身の設定を確認し、できる限りのセキュリティ強化を行うことをおすすめします。