先般大手事務機メーカーXが、大型のM&Aをするとかしないとかですったもんだしております。
この一連の騒動で、かなり大型の早期退職を行ったようです。
その他、年がら年中人員削減やっていて、ここ10年で人も売上も半分になったと言われる大手通信機器メーカーNですとか、粉物が得意な大手総合電気のTなんかでも大規模な早期退職制度を行ったようです。
東京の多摩地区の片隅でひっそりと人事課長をやっている小生ですが、我が社にもそのあたりの人たちからちらほらご応募いただいております。
決して他人事ではありません。
2012年の法改正によって、60歳で定年を迎えても、希望者全員の雇用を延長することが義務化されています。
3選ほぼ確実と言われる阿部ちゃんも、希望すれば70歳まで働ける社会の実現に向けて、法整備を進めると申しております。(やめてくれ)
もちろん年金の支給は今のところ65歳から。
我々団塊ジュニア世代が老後を迎える頃には、何歳から本当に年金をもらえるのか全く不透明です。
つまり、もはや50歳以降のキャリアというものが、既成事実として歴然としていやいやながら本当に嫌だけどもあるということです。
長く働く社会になって、50歳以降に会社を変える可能性は、以前よりもぐっと高くなっていると言えるでしょう。
50歳以降の人が採用されるためには?
もうね、魔法のキーワードが一つだけあります。
それは、「なんでもやります。死ぬ気でやります。」です。
本当にこれ。
小生の会社でも早期退職制度を利用した人の応募は少なくなくて、何人かの方とお会いしました。
もちろん書類選考は行っているので、ある程度のスキルマッチングは行った上でです。
で、面接するとやる気のない人が多いんだこれが。
そもそも早期退職制度で肩たたきに合うような人たちですから、前の会社でもきっとぶら下がり社員だったことと思われます。
そういう人たちは、
新しいことにチャレンジする
顧客対応をする
みたいなことに非常に抵抗感を示します。
うちの場合メインは技術職の採用になるのですが、今までの経験を生かして、できる範疇で、後方に待機して(それできっとのんびりと)、働きたいと話す人が多いのですね、実際。
あのねー、いくら経験積んでスキルがあるからって、やる気のない人雇う会社なんかないって。
50過ぎの扶養家族わざわざいる?いらないでしょ?
そうでもなくても変化の激しい時代なので、いくつになっても新しいことにチャレンジしていく意欲と気力がないと、あなたの席はご用意できないです。
と、いささか人事マン特有の嫌な上から目線ですいません。
いやー、しかし多い。
せっかく立派な学歴があって、自頭良さそうなのに、とにかくやる気が無いと公言する人多すぎる。
スキルがあるからこそ、そういう態度って残念だと思うんですよね。
タートル工場の総合家電Sなんかでも、リストラ後、なかなか再就職が決まらなくて往生した、みたいな話は聞きましたが、そりゃそうだろうと思います。
そして70歳まで働く時代、これは決して他人事ではないんです。
高齢で再就職をお考えの皆さん。
変なプライドは捨てましょう。
楽できると思うのはやめましょう。
「なんでもやります。死ぬ気でやります」
これが再就職の魔法の言葉です。
。。。ただしブラック企業に捕まらないように、転職会議とかで会社の評判はきちんと調べておきましょうね(´Д`)めう