AKB48論

小林よしのりAKB48論を買ってきてしまった。 
at新宿紀伊国屋。 
amazonnが品切れだったので、わざわざ足を運んで買ってきた。 
気分転換も含めて。 

相変わらず仕事のことでモヤモヤしている。 
どうも夏遊びすぎて電池切れしてる感じがしたので、絶賛引きこり月間にしてたのに、全然気が休まらないので困っておる。 

こういう時に自分とは全然関係のないことを無責任に論じるのは案外良い。 
脳みそは一度に2つのことを考えられないので、自分の事を「外す」行為を意図的に入れるのですよ。 


さて、この本で一番興味があったのは、小林さんの指原1位事件に対する評価です。 

アイドルと恋愛の問題は難しいと思う。 
恋愛禁止の不文律はいびつだ。 
年頃の女の子、特にアイドルになれてしまうような容姿と頭と人間的魅力野ある女の子であれば、恋愛は至って容易で、魅力的な行為だからだ。 
さらに追い打ちをかけるように、指原の1位はアイドルの恋愛禁止の不文律の意義に、根底的に疑義を呈してしまった。 

だってアイドルって当人たちは「生き方」かもしれないけど、周りの大人にとってはビジネスだからね。 

恋愛しても1位になれるのであったら、そもそも恋愛禁止の不文律など不要なのではないのか? 
きちんと物事を考える人間なら、今回の事件を通して、誰でもこの問題と格闘を試みてみたはずである。 

さっきちょっとした思考実験をしてみた。 
仮にアイドルは恋愛禁止という不文律が無くなった世界になったとしよう。 
そうしたら即効で、 

「私達は絶対に恋愛禁止です!私達の彼氏(彼女)はファンの皆さんです!」 

を売りにするアイドルグループが出てくるはずである。 

このようなアイドルと恋愛にだらしがないアイドルと、ファンはどちらを応援するだろうか? 

かようなゲームの理論によって結局は アイドルは恋愛禁止 に世界は収斂するはずだ。 

なので、今回は「事件」なのであって、アイドルの「真理」ではない。 
そもそも指原が1位を取ったのは、バラエティータレントとしての才能が大量のライトユーザーを巻き込んだ結果であって、アイドルの原理そのものとは何ら関係がない。 
いわば今回の総選挙はアイドル対バラエティータレントの異種格闘技戦で、バラエティータレントが勝ってしまったので、事件であったのだ。 

結論を行ってしまうけど、これからもアイドルは恋愛禁止の不文律を守って行かなければならない。 
そのうえで、歪んだルール故に違反は生まれるのだが、それは事の重大さと「空気を読んで」、運用によって対応していかなければならない出来事だ。 



AKB48論は小林よしのりさんの読み物としては久しぶりに面白かった。 
この人は経済を全く理解していないし、経済を理解しないことを原則としているので、どうしても最近の読み物は浅はかで好きになれなかったのだけど、久しぶりによしりんのゴーマンを楽しめたです(*'v`)♪ 

最近俺はAKBでは柏木由紀がぶっちぎりでカワイイと思います。 
どうでもいいかwwwwww